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15,000円以下で購入可能!安いレバーレスコントローラーおすすめランキング

15,000円以下で購入可能!おすすめの低価格レバーレスコントローラーをランキング形式でご紹介します。

この記事では、掲載している全てのコントローラーを実際に使用し、その使用感に基づいて公平にレビューをしています。特定の製品に対する忖度やプロモーションは一切ありません。

新しい注目機種が発売された際には、随時更新していきます。購入の際の参考にしていただければ幸いです。

レバーレスコントローラーとは?

レバーレスコントローラーレバーレスコントローラーとは、従来のアーケードコントローラー(アケコン)のレバー部分をボタンに置き換えたコントローラーのことです。方向入力(上下左右)もすべてボタンで行うのが特徴です。指先での精密な操作が可能で、入力の速さや正確性を求めるプレイヤーに支持されています。

 

ポイント:レバーの代わりに方向ボタンが配置されており、指先での直感的かつ高速な入力が可能です。

レバーレスコントローラーのメリット・デメリット

レバーレスコントローラーは多くの利点がある一方で、いくつかの注意点も存在します。

👍 メリット

  • 入力精度の向上:レバーや十字キーでの操作特有の「遊び」がなく、ボタンを押した通りの方向が入力されるため、誤入力が減少します。特に、意図しない斜め入力(例えば、前に入れたつもりが斜め上に入ってしまうなど)を防ぎやすく、正確なコマンド入力が可能です。コマンド技が出しにくい初心者にとっても、実は扱いやすいという側面があります。
  • 左右上下入力の高速化:レバーや十字キーの入力では、例えば左から右へ入力する際に一度ニュートラル(中央)を経由する必要があります。しかし、レバーレスコントローラーではこのニュートラルを経由する動作が不要なため、より高速な入力切り替えが可能です。特に溜めキャラとの相性が良いとされています。
  • メンテナンス性:ボタンはスイッチユニットとして独立していることが多く、故障した場合でも個別に交換しやすいモデルが多いです。

🤔 デメリット

  • 慣れが必要:従来のレバー式コントローラーやゲームパッドとは操作感が大きく異なり、特に上方向の入力ボタンが下側にあるため直感的ではなく、使いこなすには練習と慣れが必要です。
  • 特定の操作が難しい:特定のコマンド(例:2回転コマンド)の入力が難しく、このようなコマンドを必要とする場合はレバー式コントローラーやゲームパッドの方が操作しやすい場合があります。

レバーレスコントローラーを選ぶポイント

レバーレスコントローラーを選ぶ際には、いくつかの重要なポイントがあります。ご自身のプレイスタイルや使用環境に合わせて最適な一台を見つけましょう。

  • 対応機種:まず、使用したいゲーム機(PlayStation 5,  PC, Nintendo Switch2など)に対応しているかを確認しましょう。
  • ボタンのレイアウトとサイズ:方向ボタンや攻撃ボタンの配置、サイズは製品によって異なります。特に増設ボタンの配置は操作感に大きく影響するため、レビューなどを参考に自分に合ったものを選びましょう。手の大きさや指の長さに合わせて、ボタンの大きさや間隔もチェックすると良いでしょう。
  • ボタンの種類と感触:搭載されているボタンスイッチの種類によって、押下時の感触(重さ、ストロークの深さなど)が変わります。静音性に優れたスイッチや、軽いタッチで反応するスイッチなど、好みに合わせて選びましょう。ホットスワップ対応モデルであれば、後からスイッチを交換することも可能です。
  • 本体のサイズと重量、安定性:プレイ環境(デスク上、膝の上など)や持ち運びの頻度を考慮して、適切なサイズと重量を選びましょう。底面に滑り止めが付いているか、ある程度の重量があって安定して操作できるかも重要なポイントです。
  • カスタマイズ性:天板のデザインを交換できたり、ボタンの割り当てを変更できたりするモデルもあります。自分好みにカスタマイズしたい場合は、これらの機能もチェックしましょう。

低価格レバーレスコントローラーを選ぶ際の注意点

低価格のレバーレスコントローラーは、初期投資を抑えたいプレイヤーにとって魅力的な選択肢です。しかし、価格が安いということは、製造コストを抑えるために何らかの品質や機能が犠牲になっている可能性があるという点を理解しておく必要があります。後悔しないために、以下のポイントを特に注意して確認しましょう。

ボタンフレームの有無

低価格モデルの中には、ボタンの周囲にフレームがない製品が見られます。ボタンフレームがない場合、ボタンの端を押した際にボタン穴の縁に指や爪が直接触れることになります。これにより、指や爪が引っかかり、思わぬ怪我につながる危険性があります。実際に爪が割れたりするケースも報告されているため、安全面を考慮するとボタンフレームが付いているモデルを選ぶ方が賢明です。もしフレームのないモデルを選ぶ場合は、指サックを装着するなどの対策を検討しましょう。

キースイッチの種類とホットスワップ対応

キースイッチは、ボタンの押し心地や反応速度を左右する非常に重要なパーツです。

  • 操作性:一般的に、キー荷重が軽く、アクチュエーションポイント(スイッチが反応する深さ)が浅いスイッチは、反応速度が速く、軽い力で操作できるため、長時間のプレイでも疲れにくいとされています。しかし、これはあくまで一般的な傾向であり、キーの重さや打鍵感は個人の好みが大きく影響します。「重い方が暴発しにくい」「しっかりとした押し心地が好き」という方もいるでしょう。
  • ホットスワップ対応:スイッチの好みは使ってみないと分からない部分も大きいため、キースイッチを簡単に交換できる「ホットスワップ」に対応しているかは重要なチェックポイントです。ホットスワップ対応モデルであれば、購入後に自分好みのスイッチに交換して、操作感をカスタマイズできます。

スイッチの種類にこだわりたい場合や、後から変更したい可能性がある場合は、ホットスワップ対応のモデルを選ぶことを強くおすすめします。

アクリルの縁の処理(面取り)

素材としてアクリルが使われているモデルは多いですが、特に安価な製品の場合、コスト削減のためにアクリル板の縁の処理が甘いことがあります。具体的には、カットされたアクリルの縁が鋭利なままになっており、面取り(角を滑らかにする加工)が施されていない場合があります。このようなコントローラーは、手で持ったり、膝置きでプレイしたりする際に、鋭利な縁で手を切ってしまう可能性があります。購入前に製品画像やレビューで、縁の処理が丁寧に行われているかを確認しましょう。

コントローラーの素材と剛性

コントローラーの素材や構造も、差が出やすいポイントです。特に薄いアクリル板を重ねただけの構造や、強度の低いプラスチック素材を使用しているモデルの場合、以下のような問題が発生することがあります。

  • きしみやたわみ:操作中に力を加えた際に、コントローラーがきしんだり、天板がたわんだりすることがあります。これにより、操作感が損なわれるだけでなく、コントローラーの耐久性にも不安が残ります。
  • 安定性の欠如:軽量なのは持ち運びには便利ですが、軽すぎると操作中にコントローラーが動いてしまい、安定したプレイが難しくなることがあります。

ある程度の厚みがあるアクリルや、しっかりとした作りの筐体を選んだり、レビューで剛性について言及がないか確認したりすることが重要です。

🏆 おすすめ低価格レバーレスコントローラーランキング

1VSLAB VSNOVA N14

VSLAB VSNOVA N14
注目ポイント 評価
ボタンフレーム
キースイッチ
ホットスワップ
品質
Switch2対応

参考価格:9,800円~ (PC版)、14,980円~ (PS5対応版)

主な特徴:
  • Gateron製「霞軸」キースイッチ:動作点0.5mm、総ストローク1.5mm、押下圧35gというスペックで、非常に軽いタッチでの高速入力を実現。
  • 高いコストパフォーマンス:高性能ながら比較的手に取りやすい価格設定。特にPC版は1万円を切る価格帯から入手可能です。
  • 薄型設計としっかりとした剛性:持ち運びやすさと安定した操作感を両立。アクリルの面取りも丁寧。
  • 本体でのモード切り替え:接続モード、SOCDモード、LEDのON/OFFなどをコントローラー本体で簡単切り替え。
  • RGB LEDライト搭載:多彩なカラーやエフェクトで演出。
  • Raspberry Pi RP2040搭載:高速応答性とカスタムファームウェア対応。
おすすめポイント:

「VSNOVA N14」は、特に「霞軸」による軽いキータッチが魅力で、高速な反応を求めるプレイヤーに適しています。1万円前後から購入できるPC版は、格安レバーレスの入門機としても、またメイン機としても十分に活躍できるポテンシャルを秘めています。PS5対応版も用意されており、幅広いプラットフォームで利用可能です。本体で各種設定を変更できる手軽さも嬉しいポイントです。

注意点・その他:

一部レビューでは、ファンクションキーがやや硬いという意見も見られます。しかし、全体としては価格以上の品質と性能を持つと評価されており、コストパフォーマンスを重視するなら間違いなく検討すべき一台と言えるでしょう。

🗣️ レビュー:低価格帯のレバーレスコントローラーでは頭ひとつ抜けた存在

「VSNOVA N14」の最大の魅力は、Gateron製「霞軸」キースイッチです。動作点0.5mm、総ストローク1.5mmというスペックは、他と比較しても圧倒的に短く、抜群の操作性を実現しています。軽いタッチで瞬時に反応するため、シビアな入力を求められる格闘ゲームにおいて大きなアドバンテージとなるでしょう。

大型の滑り止め、本体でのモード切り替えスイッチなど機能面も充実。これだけの機能を持ちながら、PC版であれば1万円を切る価格で購入できるのは驚異的なコストパフォーマンスです。「どれを選べば良いか分からない」と悩んでいる方には、まずこの「VSNOVA N14」をおすすめします。

また、PS5対応版が15,000円を下回っている唯一の機種でもあります。PS5対応機種をお探しの場合も非常に有力な選択肢となるでしょう。

VSLAB VSNOVA N14 スペック
製品名 VSLAB VSNOVA N14
サイズ (幅x奥行x高さ) 297mm ×210mm ×14mm
重さ 1,050g
キースイッチ Gateron 霞軸
キースイッチスペック 動作点:0.5mm, 総ストローク:1.5mm, 押下圧:35gf
ボタン数 14個
PS5対応 PS5対応版あり

参考価格:9,800円~

※価格はセール等で変動します。記事作成時の参考価格です。

2Haute42 U16

Haute42 U16
注目ポイント 評価
ボタンフレーム
キースイッチ
ホットスワップ
品質
Switch2対応状況

参考価格:9,800円~

主な特徴:
  • 薄型・軽量設計:ABS樹脂製ボディとアクリル天板により、約580gという軽さを実現。持ち運びに便利。
  • ボタンフレーム搭載:ボタン周りにフレームがあり、指の引っかかりを防ぎ、安定した操作感を提供。
  • ホットスワップ対応:デフォルトのKailh Choc V2 Crystalスイッチから、好みのKailh製ロープロファイルスイッチに交換可能。
  • GP2040-CEファームウェア:Raspberry Pi Pico GP2040-CEチップを搭載し、低遅延とカスタマイズ性を実現。
  • 天板アートワーク変更可能:付属のテンプレートで天板をカスタマイズ可能。
おすすめポイント:

Haute42 U16は、非常に薄くて軽い点が最大の特徴です。ボタンフレームが追加されたことで、同社従来モデルの弱点であったアクリル縁の問題が解消され、より扱いやすくなりました。ホットスワップに対応しているため、デフォルトのキースイッチに不満があっても、後から自分好みのスイッチに交換できるのは大きなメリットです。

注意点・その他:

デフォルトで搭載されているKailh Choc V2 Crystalスイッチは、総ストロークが3.2mmとやや長めです。より短いストロークを好む場合は、KailhのShadow Huntingなど、他のロープロファイルスイッチへの交換を検討すると良いでしょう。また、非常に軽量なため、膝置きでの使用時には安定性がやや不足すると感じるかもしれません。必要に応じて市販の滑り止めシートを追加するなどの工夫も有効です。

🗣️ レビュー:薄型・軽量を追求し、欠点を克服した意欲作

Haute42 U16は、同メーカーの薄型レバーレスコントローラーの集大成とも言えるモデルです。従来モデルではアクリルの縁が面取りされておらず、鋭利で危ないという課題がありましたが、U16では本体周囲にフレームを設けることでこの欠点を解消しています。

ただし、標準搭載のキースイッチ(Kailh Choc V2 Crystal)は総ストロークが3.2mmと長めなため、操作性に物足りなさを感じます。幸いホットスワップに対応しているので、KailhのSakerシリーズやShadow Huntingといった、よりストロークの短いスイッチに交換することで、操作感を大幅に向上させることが可能です。このカスタマイズ前提であれば、非常に魅力的な選択肢となります。

一点気になるのは、下段右側の増設ボタンの位置です。このボタンがやや右上に寄りすぎているため、親指で咄嗟に押しにくい位置にあり、使いづらいと感じる人もいるでしょう。

Haute42 U16 スペック
製品名 Haute42 U16
サイズ (幅x奥行x高さ) 296mm×196mm×11mm
重さ 580g
キースイッチ Kailh Choc V2 Crystal
キースイッチスペック 押下圧:43±10gf, 動作点:1.2±0.3mm, 総ストローク:3.2±0.25mm
ボタン数 16個
PS5対応
非対応。認証機器または、コンバーターが別途必要

参考価格:9,800円~

※価格はセール等で変動します。記事作成時の参考価格です。

3Haute42 C16

Haute42 C16
注目ポイント 評価
ボタンフレーム
キースイッチ (デフォルト)
ホットスワップ
品質 (剛性・仕上げ)
Switch2対応状況

参考価格:14,999円~

主な特徴:
  • アルミ合金CNC加工フレーム:高い剛性と高級感のある質感を実現。
  • 磁気着脱式パネル:天板アートのカスタマイズが容易。
  • 手首が疲れにくい傾斜デザイン:エルゴノミクスに配慮。
  • 適度なボタン間隔と大きめのボタン:操作性を考慮した設計。
  • POM素材キースイッチ (Wind Engine):静音性に優れたスイッチを搭載。
  • ホットスワップ対応:Kailh製ロープロファイルスイッチに交換可能。
  • GP2040-CEファームウェア搭載:低遅延、多機能を実現。
  • 天板アートワーク変更可能:付属のテンプレートで天板をカスタマイズ可能。
おすすめポイント:

Haute42 C16は、アルミフレームによるしっかりとした剛性と、手になじみやすい傾斜デザインが魅力です。ボタン配置や増設ボタンの位置も見直され、より操作性を追求したモデルと言えるでしょう。天板アートのカスタマイズが容易な点も、個性を出したいプレイヤーには嬉しいポイントです。

注意点・その他:

デフォルトのWind Engineスイッチは静音性に優れますが、ストロークが長めなため、よりクイックな反応を求める場合はKailh SakerシリーズやShadow Huntingなどへの交換が推奨されます。また、ボタンフレームのようなLEDリングはデザイン性は高いものの、指の引っかかりを完全に防ぐものではない点に注意が必要です。ボタン配置が広めなため、手の小さい方は購入前にサイズ感を確認することをおすすめします。

🗣️ レビュー:U16の先を目指した、質感と操作性向上の意欲作

Haute42 U16がこれまでの薄型モデルの集大成だとすれば、C16はその先を目指した意欲的な製品と言えるでしょう。外郭にアルミ製フレームを採用したことで、剛性が大幅に向上し、安定した操作感を得られます。また、手前側に設けられた緩やかな傾斜は、長時間のプレイでも手首への負担を軽減してくれます。

ボタンは若干大きくなり、左右にやや広い配置となっています。これは手の大きなプレイヤーにはフィットしやすいかもしれませんが、手の小さい方には少々広すぎると感じる可能性があります。U16で使いにくいと指摘されていた下段右側の増設ボタンの位置が、より自然で押しやすい位置に変更された点は大きな進化です。

標準搭載のキースイッチはPOM素材を使用した「Wind Engine」で、非常に高い静音性を誇ります。ただし、ストローク自体は長めなので、よりダイレクトな操作感を求めるのであれば、KailhのSakerシリーズやShadow Huntingといったショートストロークのスイッチに交換することをおすすめします。ホットスワップ対応なので、このあたりのカスタマイズも容易です。

天板のアクリルは簡単に取り外せる構造になっており、自分だけのオリジナルデザインに手軽に変更できるのも魅力の一つです。ボタン周りにはLEDライトリングが搭載されていますが、これは主に装飾目的であり、明確なボタンフレームとしての役割はあまり期待できません。

Haute42 C16 スペック
製品名 Haute42 C16
サイズ (幅x奥行x高さ) 299.8mm ×199.8mm ×13.5mm
重さ 800g
キースイッチ Wind Engine
キースイッチスペック 押下圧:43±10gf, 動作点:1.2±0.3mm, 総ストローク:2.8±0.25mm
ボタン数 16個
PS5対応状況 非対応。認証機器または、コンバーターが別途必要

価格:14,999円~

※価格はセール等で変動します。記事作成時の参考価格です。

4Duelpad Zen

Duelpad Zen
注目ポイント 評価
ボタンフレーム
キースイッチ
ホットスワップ
品質
Switch2対応状況

参考価格:約8,400円~

主な特徴:
  • 人間工学に基づいたスプリットデザイン:左右分離型で、長時間のゲームセッションでも快適な操作を提供。
  • Kailhロープロファイルスイッチ搭載:Ghost軸もしくはwhite rain軸搭載。
  • ホットスワップ対応:Kailh製品だけでなく、Gateron製も使えるデュアルソケット。
  • OLEDスクリーン搭載:ファンクションボタンによる設定変更などが視覚的に可能。
  • GP2040-CEファームウェア採用。
  • RGBバックライト搭載。
おすすめポイント:

Duelpad Zenは、左右分離型のエルゴノミクスデザインが最大の特徴です。これにより、プレイヤーはより自然な姿勢で手を配置でき、長時間のプレイによる疲労を軽減する効果が期待できます。OLEDスクリーンによる設定変更の利便性も魅力です。

注意点・その他:

レビューにもある通り、ファンクションボタンの耐久性に懸念があります。また、スプリットタイプという特殊な形状のため、従来のレバーレスコントローラーに慣れているプレイヤーでも、操作に慣れが必要です。デフォルトのキースイッチの評価は分かれる可能性があるため、ホットスワップ対応を活かして好みのスイッチに交換することも視野に入れると良いでしょう。

🗣️ レビュー:両手を広く使える珍しいスプリットタイプ配置

従来のレバーレスコントローラーは、右手でもジャンプボタン(上方向ボタン)を操作できるよう、両手を比較的近い位置に置くレイアウトが一般的です。しかし、このDuelpad Zenは左右の手を独立させたスプリットタイプを採用し、共通で押すボタンを設けない代わりに、それぞれの親指で2つのボタンを扱える独特な配置となっています。これにより、より自由な手のポジショニングが可能になります。

ただ、実際に使用してみると、下部のボタンがかなり下寄りに配置されているため、右手親指で快適に押せるのは実質的に下2つのボタンに限られると感じました。上部8ボタンの下段を親指で操作しようとすると、その下にあるボタンが遠すぎて押しにくいです。

OLEDスクリーンを見ながらファンクションボタンで設定を変更できる点は非常に便利ですが、このファンクションボタンが非常に脆いという大きな問題があります。この点は購入前に十分に注意が必要です。

現在、日本から購入できるのは主にAliExpressのみで、Amazonなどでの取り扱いはありません。それでも送料込みで9,000円以内というコスパは非常に魅力的でありスプリット配置が馴染むのであればとてもオススメできる商品です

Duelpad Zen スペック
製品名 Duelpad Zen
サイズ (幅x奥行x高さ) 306mm ×187.4mm ×10.4mm
重さ 800g
キースイッチ Kailh Ghost or White rain
キースイッチスペック 押下圧:50±10gf, 動作点:1.2±0.3mm, 総ストローク:2.8±0.25mm
ボタン数 16個
PS5対応 非対応。認証機器または、コンバーターが別途必要

参考価格:約8,400円~

※価格はセール等で変動します。記事作成時の参考価格です。

5TIKITAKA T16

TIKITAKA T16
注目ポイント 評価
ボタンフレーム
キースイッチ ×
ホットスワップ
品質 (剛性・仕上げ)
Switch2対応状況

参考価格:約13,980円~

主な特徴:
  • ナイロン製ボタンキャップ:ザラザラとした表面で滑りにくく、手汗に強い。
  • 高品質アクリル筐体:しっかりとした作りで、縁の面取りも丁寧。
  • GP2040-CEファームウェア搭載:低遅延とカスタマイズ性を実現。
  • ホットスワップ対応:Kailh Low Profileスイッチと互換性 (ただしKailh Choc V1タイプ限定)。
おすすめポイント:

TIKITAKA T16は、特にナイロン製のボタンキャップが特徴的で、手汗をかきやすいプレイヤーでも安定したグリップ力を維持できます。筐体のアクリル品質も高く、丁寧な仕上げが施されており、安価帯ではトップクラスの品質となっています。

注意点・その他:

最大の欠点は、標準搭載されているKailh Choc V1キースイッチです。押下圧50gf、動作点1.5mm、総ストローク3.0mmと、他のスイッチと比較して重く、ストロークも長いため、操作性に劣る可能性があります。ホットスワップには対応しているものの、Kailh Choc V1タイプのスイッチしか使用できず、交換できるスイッチの選択肢が非常に限られています。

🗣️ レビュー:手汗に強いナイロンボタンが魅力、ただしスイッチは要検討

TIKITAKA T16の最もユニークな点は、ナイロン製のボタンキャップです。表面がザラザラしており、手汗をかいても滑りにくいのが大きなメリットです。実際に濡らしてみてもグリップ力はほとんど変わらず、手汗を掻くプレイヤーにとっては非常に心強いでしょう。アクリルも高品質で、縁の面取りも丁寧に行われており、全体的な品質は高いと言えます。

しかし、残念ながらキースイッチが大きな弱点です。標準で採用されているKailh Choc V1は、押下圧50gf、動作点1.5mm、総ストローク3.0mmと、最近のトレンドからするとかなり重く、ストロークも長いです。これにより、操作時に重さを感じやすく、素早い入力には不向きかもしれません。

ホットスワップには対応していますが、キーキャップの形状が2ピンタイプのため、交換できるのは同じKailh Choc V1タイプのスイッチに限られ、選択肢が非常に少ないのが現状です。この点が改善されれば、さらに魅力的な製品になるでしょう。

格安レバーレスの紹介からは少し逸脱してしまいますが、TIKITAKAからはGateron製霞軸を使用した「デラックス版」も販売されています。予算が許せば、そちらを選択するのも良いかもしれません。

TIKITAKA T16 スペック
製品名 TIKITAKA T16
サイズ 300mm ×200mm ×12mm
重さ 780g
キースイッチ Kailh Choc V1 (赤軸)
キースイッチスペック 押下圧:50gf, 動作点:1.5mm, 総ストローク:3.0mm
ボタン数 16個
PS5対応 PS5対応版あり

参考価格:13,980円~

※価格はセール等で変動します。記事作成時の参考価格です。

6HORI NOLVA

HORI NOLVA
注目ポイント 評価
ボタンフレーム ×
キースイッチ
ホットスワップ ×
品質
Switch2対応状況 ×

参考価格:約14,980円 (PC版)

主な特徴:
  • 国内メーカー製:HORIによる製品で、一定の安心感。
  • Kailh Speed Silverスイッチ採用:動作点1.1mm、総ストローク2.2mmと、デフォルトスイッチとしては比較的短めのストローク。
  • 天面12ボタン+拡張3ボタン:拡張ボタンは着脱可能。
  • ケーブル着脱機能・ケーブルロック機能搭載。
  • ボタン割り当て機能、ヘッドセット端子搭載。
おすすめポイント:

HORI NOLVAは、国内メーカーであるHORIが手掛けるレバーレスコントローラーです。デフォルトで搭載されているスイッチは、動作点が1.1mmと比較的浅く、軽快な操作感が期待できます。

注意点・その他:

残念ながらボタンフレームがなく、ホットスワップには非対応(拡張ボタンのみ対応)なため、キースイッチの交換や故障時のメンテナンスが難しい点が大きなデメリットです。天板が汚れやすく、汚れが目立ちやすいという報告もあります。

🗣️ レビュー:もう少し早ければ…

当ランキングで唯一の日本メーカー製品であるHORI NOLVA。

デフォルトで搭載されているキースイッチは、動作点1.1mm、ストローク2.2mmと、この価格帯の製品のデフォルトとしては比較的短いストロークとなっています。しかし、ボタンフレームがない点、そして何よりもホットスワップに非対応である点が、大きな機能的見劣りとなってしまっています。これにより、他のキースイッチへの交換ができないだけでなく、スイッチ故障時のメンテナンスも困難です。

現在のレバーレスコントローラーの進化は非常に速く、一歩遅れた感は否めません。もう少し早く登場していれば、「とてもオススメの商品!」として紹介できたであろう、非常に惜しい製品と言わざるを得ません。

ただ、国内メーカーとしての安心感やサポート体制は海外製にはない強みであり、初期不良以外は保証がないメーカーの多い中、1年間の無償修理期間のある点は安心できます。

HORI NOLVA スペック
製品名 HORI NOLVA
サイズ 30cm×21cm×3cm
重さ 710g
キースイッチ Kailh Speed Silver
キースイッチスペック 動作点:約1.1mm, 総ストローク:約2.2mm, 押下圧:40±10gf
ボタン数 15個
PS5対応 PS5対応版あり

参考価格:14,980円~

※価格はセール等で変動します。記事作成時の参考価格です。

7SUNGA G1 16-P

SUNGA G1 16-P
注目ポイント 評価
ボタンフレーム
キースイッチ ×
ホットスワップ
品質
Switch2対応状況

参考価格:7,800円~

主な特徴:
  • ボタンフレーム付きコンパクト設計:持ち運びやすい小型サイズながら、ボタンフレーム付。
  • Kailh Choc V2 赤軸キースイッチ搭載 (デフォルト):押下圧50gf、動作点1.3mm、総ストローク3.2mm。
  • ホットスワップ対応:好みのロープロファイルスイッチに交換可能。
  • OLEDスクリーン搭載:現在のモードや設定を視覚的に確認。
  • GP2040-CEファームウェア採用:低遅延と豊富なカスタマイズオプション。
  • RGB LEDバックライト搭載。
  • 増設ボタン・ファンクションキーも装備。
おすすめポイント:

SUNGA G1 16-Pは、コンパクトなレバーレスコントローラーでありながら、ボタンフレームを備えている点が大きな魅力です。約450gという軽量設計で持ち運びやすく、OLEDスクリーンやファンクションキーなどの機能も搭載しています。出先で気軽に格闘ゲームをプレイしたいというニーズに最適な一台と言えるでしょう。

注意点・その他:

標準搭載のKailh Choc V2 赤軸スイッチは、押下圧50gf、総ストローク3.2mmと、比較的重くストロークも長いため、軽いタッチや短いストロークを好むプレイヤーには不向きかもしれません。ホットスワップ対応なので、より操作性の高いスイッチへの交換を検討することをおすすめします。

🗣️ レビュー:ボタンフレーム付きコンパクト機の決定版!持ち運びに最適

コンパクトタイプのレバーレスコントローラーとしては、このSUNGA G1 16-Pが唯一無二のボタンフレーム付きモデルと言えるでしょう。小さいサイズながらも、増設ボタン、OLEDスクリーン、そして複数のファンクションキーと、必要な機能はほぼ全て備わっています。

重量も約450gと非常に軽量で、カバンに入れても邪魔になりません。Nintendo Switch2と一緒に持ち運んで、外出先で気軽にストリートファイター6などをプレイするといった用途には、まさにうってつけの製品です。

ただし、標準で搭載されているキースイッチはKailh Choc V2 赤軸で、押下圧50gf、総ストローク3.2mmと、かなり重くストロークも長いタイプです。このスイッチのままでは操作性にやや難があるため、より軽いキースイッチ(例えばKailhのSakerなど)に交換することで、格段に操作性が向上します。ホットスワップ対応なので、このひと手間を惜しまない方には非常におすすめできる一台です。

SUNGA G1 16-P スペック
製品名 SUNGA G1 16-P
サイズ 230mm ×133mm ×18mm
重さ 450g
キースイッチ Kailh Choc V2 赤軸
キースイッチスペック 押下圧:50gf, 動作点:1.3mm, 総ストローク:3.2mm
ボタン数 16個
PS5対応状況 非対応。認証機器または、コンバーターが別途必要

参考価格:7,800円~

※価格はセール等で変動します。記事作成時の参考価格です。

8Haute42 B16

Haute42 B16
注目ポイント 評価
ボタンフレーム ×
キースイッチ ×
ホットスワップ
品質 (剛性・仕上げ)
Switch2対応状況

参考価格:約6,000円~

主な特徴:
  • キーボード型デザイン:WASD入力に慣れたプレイヤー向けのレイアウト。
  • コンパクト&軽量:306gと非常に持ち運びやすい。
  • MX軸互換キースイッチ対応ホットスワップ:標準的なMX互換キースイッチに交換可能。
  • GP2040-CEファームウェア搭載:低遅延、多機能を実現。
  • RGB LED搭載:透明アクリルデザインと合わせてスタイリッシュな外観。
おすすめポイント:

Haute42 B16は、キーボードのWASD操作に慣れ親しんだFPSプレイヤーなどが、レバーレスコントローラーに挑戦する際の入門機として面白い選択肢です。非常にコンパクトで軽量なため、どこへでも気軽に持ち運べます。MX軸対応のホットスワップ機能も搭載しており、スイッチ交換によるカスタマイズの余地もあります。

注意点・その他:

デフォルトのキースイッチは評価が分かれる可能性があります。ただし、キーボード型の特性上、ストロークの短いスイッチに変更すると、キーボードとしての打鍵感に違和感が生じる可能性があります。ストロークの短さを最優先するなら、他のモデルを検討する方が良いかもしれません。

🗣️ レビュー:WASD操作に慣れた人向けのキーボード型レバーレス

Haute42 B16は、一般的なレバーレスコントローラーとは一線を画す、珍しいキーボード型の製品です。普段からPCゲームのFPSなどでWASDキーによる移動操作に慣れ親しんでいるプレイヤーが、レバーレスコントローラーの世界に足を踏み入れるきっかけとしては、非常に興味深い選択肢となるでしょう。

本体は非常に小さく軽量で、持ち運びの便利さは特筆すべき点です。キースイッチはMX軸に対応しており、ホットスワップも可能です。これにより、自分好みの打鍵感にカスタマイズする楽しみがあります。

しかし、キースイッチの交換には注意が必要です。キーボードとしての打鍵感をある程度残しつつレバーレスとして使うことを想定しているためか、ストロークの短いスイッチに交換すると、キーボードとしてはかなり違和感のある操作感になってしまいます。もしレバーレスとしての反応速度や短いストロークを最優先するのであれば、最初からそのように設計された他の機種を選んだ方が賢明かもしれません。

Haute42 B16 スペック
製品名 Haute42 B16
サイズ 198mm×98mm ×11mm
重さ 306g
キースイッチ (デフォルト) LEOBOG Graywood V4 (MX互換)
ボタン数 16個
PS5対応 非対応。認証機器または、コンバーターが別途必要

価格:約6,000円~

※価格はセール等で変動します。記事作成時の参考価格です。

9Guilekeys GK-21

Guilekeys GK-21
注目ポイント 評価
ボタンフレーム
キースイッチ ×
ホットスワップ
品質 ×
Switch2対応状況

参考価格:約9,400円~

主な特徴:
  • 驚異の21ボタン搭載:非常に多くのボタンを搭載し、多彩なカスタマイズが可能。
  • ボタンリム搭載:指の滑りが良く、快適な操作をサポート。
  • Kailh Choc V2 赤軸キースイッチ搭載 (デフォルト):押下圧50gf、動作点1.3mm、総ストローク3.2mm。
  • ホットスワップ対応:好みのロープロファイルスイッチに交換可能。
  • GP2040-CEファームウェア採用:低遅延、多機能を実現。
  • RGBバックライト搭載。
おすすめポイント:

Guilekeys GK-21の最大の魅力は、なんといっても21個というボタン数です。これにより、ドライブインパクトやパリィなどを押しやすい位置に自由に割り当てることができます。自分にとって最適なボタン配置を見つけ出したいプレイヤーにとっては、非常に面白い選択肢となるでしょう。

注意点・その他:

標準搭載のKailh Choc V2 赤軸スイッチは、重くストロークも長いため、操作性向上のためにはスイッチ交換が推奨されます。また、多くのユーザーから「押したボタンが戻らない」といった品質に関する不具合が報告されており注意が必要です。

🗣️ レビュー:多ボタンによる可能性と、品質への懸念

2024年末に突如として市場に登場し、セール時には8,000円弱という驚きの価格で話題を呼んだGuilekeys。その中でもGK-21は、なんと21個ものボタンを搭載した超多ボタンレバーレスコントローラーです。これだけのボタン数があれば、ドライブインパクトやパリィといったボタンを、自分が最も押しやすいと感じる位置に配置できるでしょう。まさに「自分だけの最適解」を見つけ出す楽しみがあります。

しかし、魅力的な多ボタンレイアウトとは裏腹に、品質面ではいくつかの懸念点が報告されています。特に「押したボタンが戻らない」といった不具合の報告が多数あり、品質についてはお世辞にも高いとは言えない状況です。標準搭載されているKailh Choc V2 赤軸キースイッチも、押下圧50gf、総ストローク3.2mmと重く長いため、より軽快な操作を求めるならスイッチ交換がほぼ必須となります。

とはいえ、この圧倒的なボタン数は他の製品にはない大きなアドバンテージです。品質面でのリスクを理解した上で、自分にとって最高のボタン配置を追求したいというプレイヤーにとっては、試してみる価値のある一台かもしれません。

Guilekeys GK-21 スペック
製品名 Guilekeys GK-21
サイズ 300mm ×210mm ×10mm
重さ 895g
キースイッチ Kailh Choc V2 赤軸
ボタン数 21個
PS5対応 非対応。認証機器またはコンバーターが必要

参考価格:約9,400円~

※価格はセール等で変動します。記事作成時の参考価格です。

番外編8BitDo レバーレスコントローラー 天刃星

8BitDo
注目ポイント 評価
ボタンフレーム ×
キースイッチ
ホットスワップ
品質
Switch2対応状況

参考価格:約14,800円

主な特徴:
  • クリッキータイプのキースイッチ:Kailh Box スイッチ V2を採用し、明確なクリック感が特徴。
  • 3モード接続:Bluetooth、2.4Gワイヤレス、USB-C有線接続に対応。
  • 複数プラットフォーム対応:Windows, Switch, Androidに対応。
  • ホットスワップ対応PCB:はんだ付けなしでキースイッチの交換が可能。
  • 4つのプロファイル保存ボタン:プレイスタイルに合わせて設定を切り替え。
  • 専用ソフトウェア「8BitDo Ultimate Software V2」:ボタンマッピング等の詳細なカスタマイズが可能。
  • 磁気保護カバー付き。
🗣️ レビュー:期待の新作!クリッキースイッチ採用の珍しいモデル

本記事の執筆時点ではまだ販売開始前のため、このコントローラーは未使用です。そのため番外編として紹介させていただきます。

最大の特徴は、キースイッチにクリッキータイプの「ウィザード軸」改造スイッチ(Kailh Box スイッチ V2)が採用されている点です。これにより、カチッとした明確な打鍵感とフィードバックが期待でき、他のリニアスイッチ搭載モデルとは一線を画す操作感になるでしょう。

まだ未知数な部分は多いですが、そのユニークな特徴と8BitDoというブランドの信頼性から、発売されれば一気に上位にランクインする可能性を秘めた、非常に楽しみな一台です。入手次第、詳細なレビューを追記します。

8BitDo 天刃星 スペック
製品名 8BitDo Arcade Stick 
天刃星
サイズ 301mm ×201mm ×22mm
重さ 約1.1kg
キースイッチ Kailh Box V2
ボタン数 16個
PS5対応 非対応。コンバーターが必要

参考価格:14,800円

※価格はセール等で変動します。記事作成時の参考価格です。

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