15,000円以下で購入可能!おすすめの低価格レバーレスコントローラーをランキング形式でご紹介します。
この記事では、掲載している全てのコントローラーを実際に使用し、その使用感に基づいて公平にレビューをしています。特定の製品に対する忖度やプロモーションは一切ありません。
新しい注目機種が発売された際には、随時更新していきます。購入の際の参考にしていただければ幸いです。
レバーレスコントローラーとは?

レバーレスコントローラーとは、従来のアーケードコントローラー(アケコン)のレバー部分をボタンに置き換えたコントローラーのことです。方向入力(上下左右)もすべてボタンで行うのが特徴です。指先での精密な操作が可能で、入力の速さや正確性を求めるプレイヤーに支持されています。
ポイント:レバーの代わりに方向ボタンが配置されており、指先での直感的かつ高速な入力が可能です。
レバーレスコントローラーのメリット・デメリット
購入前に知っておきたい長所と短所を解説します。
レバーレスコントローラーは多くの利点がある一方で、いくつかの注意点も存在します。
メリット
- 入力精度の向上:レバーや十字キーでの操作特有の「遊び」がなく、ボタンを押した通りの方向が入力されるため、誤入力が減少します。特に、意図しない斜め入力(例えば、前に入れたつもりが斜め上に入ってしまうなど)を防ぎやすく、正確なコマンド入力が可能です。
- 左右上下入力の高速化:レバーや十字キーの入力では、例えば左から右へ入力する際に一度ニュートラル(中央)を経由する必要がありますが、レバーレスではこの動作が不要なため、より高速な入力切り替えが可能です。
- メンテナンス性:ボタンはスイッチユニットとして独立していることが多く、故障した場合でも個別に交換しやすいモデルが多いです。
デメリット
- 慣れが必要:従来のレバー式コントローラーやゲームパッドとは操作感が大きく異なり、特に上方向の入力ボタンが下側にあるため直感的ではなく、使いこなすには練習と慣れが必要です。
- 特定の操作が難しい:特定のコマンド(例:2回転コマンド)の入力が難しく、このようなコマンドを必要とする場合はレバー式コントローラーやゲームパッドの方が操作しやすい場合があります。
レバーレスコントローラーを選ぶポイント
対応機種やボタンの感触など、失敗しないための基本的な選び方を紹介します。
レバーレスコントローラーを選ぶ際には、いくつかの重要なポイントがあります。ご自身のプレイスタイルや使用環境に合わせて最適な一台を見つけましょう。
対応機種
まず、使用したいゲーム機(PlayStation 5, PC, Nintendo Switch2など)に対応しているかを確認しましょう。
ボタンのレイアウトとサイズ
方向ボタンや攻撃ボタンの配置、サイズは製品によって異なります。特に増設ボタンの配置は操作感に大きく影響するため、レビューなどを参考に自分に合ったものを選びましょう。手の大きさや指の長さに合わせて、ボタンの大きさや間隔もチェックすると良いでしょう。
ボタンの種類と感触
搭載されているボタンスイッチの種類によって、押下時の感触(重さ、ストロークの深さなど)が変わります。静音性に優れたスイッチや、軽いタッチで反応するスイッチなど、好みに合わせて選びましょう。ホットスワップ対応モデルであれば、後からスイッチを交換することも可能です。
本体のサイズと重量、安定性
プレイ環境(デスク上、膝の上など)や持ち運びの頻度を考慮して、適切なサイズと重量を選びましょう。底面に滑り止めが付いているか、ある程度の重量があって安定して操作できるかも重要なポイントです。
カスタマイズ性
天板のデザインを交換できたり、ボタンの割り当てを変更できたりするモデルもあります。自分好みにカスタマイズしたい場合は、これらの機能もチェックしましょう。
低価格レバーレスコントローラーを選ぶ際の注意点
価格の安さだけで選ぶと後悔するかも?特に確認しておきたいポイントをまとめました。
低価格のレバーレスコントローラーは、初期投資を抑えたいプレイヤーにとって魅力的な選択肢です。しかし、価格が安いということは、製造コストを抑えるために何らかの品質や機能が犠牲になっている可能性があるという点を理解しておく必要があります。後悔しないために、以下のポイントを特に注意して確認しましょう。
ボタンフレームの有無
低価格モデルの中には、ボタンの周囲にフレームがない製品が見られます。ボタンフレームがない場合、ボタンの端を押した際にボタン穴の縁に指や爪が直接触れることになります。これにより、指や爪が引っかかり、思わぬ怪我につながる危険性があります。実際に爪が割れたりするケースも報告されているため、安全面を考慮するとボタンフレームが付いているモデルを選ぶ方が賢明です。もしフレームのないモデルを選ぶ場合は、指サックを装着するなどの対策を検討しましょう。
キースイッチの種類とホットスワップ対応
キースイッチは、ボタンの押し心地や反応速度を左右する非常に重要なパーツです。
- 操作性:一般的に、キー荷重が軽く、アクチュエーションポイント(スイッチが反応する深さ)が浅いスイッチは、反応速度が速く、軽い力で操作できるため、長時間のプレイでも疲れにくいとされています。しかし、これはあくまで一般的な傾向であり、キーの重さや打鍵感は個人の好みが大きく影響します。「重い方が暴発しにくい」「しっかりとした押し心地が好き」という方もいるでしょう。
- ホットスワップ対応:スイッチの好みは使ってみないと分からない部分も大きいため、キースイッチを簡単に交換できる「ホットスワップ」に対応しているかは重要なチェックポイントです。ホットスワップ対応モデルであれば、購入後に自分好みのスイッチに交換して、操作感をカスタマイズできます。
スイッチの種類にこだわりたい場合や、後から変更したい可能性がある場合は、ホットスワップ対応のモデルを選ぶことを強くおすすめします。
アクリルの縁の処理(面取り)
素材としてアクリルが使われているモデルは多いですが、特に安価な製品の場合、コスト削減のためにアクリル板の縁の処理が甘いことがあります。具体的には、カットされたアクリルの縁が鋭利なままになっており、面取り(角を滑らかにする加工)が施されていない場合があります。このようなコントローラーは、手で持ったり、膝置きでプレイしたりする際に、鋭利な縁で手を切ってしまう可能性があります。購入前に製品画像やレビューで、縁の処理が丁寧に行われているかを確認しましょう。
コントローラーの素材と剛性
コントローラーの素材や構造も、差が出やすいポイントです。特に薄いアクリル板を重ねただけの構造や、強度の低いプラスチック素材を使用しているモデルの場合、以下のような問題が発生することがあります。
- きしみやたわみ:操作中に力を加えた際に、コントローラーがきしんだり、天板がたわんだりすることがあります。これにより、操作感が損なわれるだけでなく、コントローラーの耐久性にも不安が残ります。
- 安定性の欠如:軽量なのは持ち運びには便利ですが、軽すぎると操作中にコントローラーが動いてしまい、安定したプレイが難しくなることがあります。
ある程度の厚みがあるアクリルや、しっかりとした作りの筐体を選んだり、レビューで剛性について言及がないか確認したりすることが重要です。