Raspberry Pi Pico
GP2040-CE 設定ガイド
Raspberry Pi Picoを搭載したコントローラーの
各種設定方法を解説します
ファームウェアバージョンv0.7.8以降での設定方法になります。最新版v0.7.12対応。
わかりにくいGP2040-CEの設定を、直感的にわかりやすく設定できるモダンUIバージョンを配布してます。このページの説明を見ても設定方法がよくわからないという方にオススメです。
詳しく見る →① 接続方法
Raspberry Pi Picoの設定は、パソコンのブラウザ上で行います。
USBケーブルの接続先
USBケーブルでパソコンに接続する際には、裏面のマザーボードから直接供給されているUSBポートへ接続してください。前面のUSBポートに接続した場合、供給電力不足で動作に支障をきたす可能性があります。
必ずデータ通信対応のUSBケーブルをご使用ください。充電専用ケーブルでは動作しない場合があります。
② 設定画面の表示方法
GP2040-CEにはブラウザベースの設定画面(Web Configurator)が内蔵されています。
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スタートボタンを押しながらパソコンへ接続する
コントローラーのスタートボタン(S2)を押したまま、USBケーブルでパソコンに接続します。
※どのボタンがスタートボタンかわからない場合は下記の「※」を参照してください。
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ブラウザを開く(Chrome推奨)
Google Chromeなどのブラウザを開きます。
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アドレスバーに「192.168.7.1」と入力する
ブラウザのアドレスバーに以下を入力してアクセスします。表示される画面が設定画面です。
http://192.168.7.1
設定ファイルのバックアップ(推奨)
最初にこの画面を開いた時に、まず「設定ファイルのバックアップ」を取ることをオススメします。
上部メニューバーの「Configuration」を選択し、一番下の「Data Backup and Restoration」からバックアップが取れます。
※スタートボタンがわからない場合
https://hardwaretester.com/gamepad
コントローラーを接続した状態でこちらのページへ飛んでください。
リンク先のテストサイトでコントローラーのボタンを何か押すと、対応したボタンが黒く表示されます。
矢印が示すところがスタートボタンです。
③ ファームウェア更新方法
ファームウェアの更新は必須ではありませんが、バグ修正などされているのでなるべく最新バージョンにすることをオススメします。ただ、メーカーによっては独自のファームウェアを搭載している場合がありますので、公式ファームウェアにアップデートしても大丈夫かは説明書等にてご確認ください。
手順1:ファームウェアファイルをダウンロード
まずは最新ファームウェアファイルを下記のリンク先からダウンロードしてください。
https://gp2040-ce.info/downloads
基本的には「Raspberry Pi Pico」のファイルをダウンロードですが、Haute42シリーズはページ下部に専用のファームウェアがありますのでそちらをダウンロードしてください。
Haute42シリーズ
手順2:BOOTSELモードで再接続
次に接続しているコントローラーを「BOOTSEL」モードで再接続します。
設定画面右上の「Reboot」ボタンを押してポップアップしたウインドウで「USB(BOOTSEL)」をクリック。
手順3:RPI-RP2デバイスの確認
デバイスとドライブに「RPI-RP2」というデバイスが表示されたらBOOTSELモードでの接続ができています。
手順4:ファームウェアを書き込む
この「RPI-RP2」ドライブに先ほどダウンロードした「.uf2」ファイルをそのままドラッグ&ドロップで放り込めばアップデートが始まります。
すぐにコントローラーを外してしまうとアップデートに失敗することがあるので、少し待ちましょう。
手順5:完了後に再接続
アップデートが終わるとコントローラーとして接続されますので、設定を続けるには一度外してスタートボタンを押しながら再接続してください。
⑤ SOCDモード切り替え
SOCD(Simultaneous Opposing Cardinal Directions)とは、左右や上下など反対方向のボタンを同時に押した場合の処理方法です。レバーレスコントローラーでは特に重要な設定です。
手順1:設定画面を開く
上部メニューの「Settings」を選択し、左側のメニューから「Gamepad Settings」を選んでください。
手順2:SOCDモードを選択
「SOCD Cleaning Mode」から設定したいモードを選択。
設定ごとにどの入力が優先させるかは以下の表を参照してください。
| 設定 | 上+下 | 左+右 |
|---|---|---|
| Neutral | ニュートラル | ニュートラル |
| Up Priority | 上優先 | ニュートラル |
| First Win | 先入力優先 | 先入力優先 |
| Last Win | 後入力優先 | 後入力優先 |
| Off | 上+下 | 左+右 |
Offの場合はそのまま入力されますので、ゲーム自体に設定された挙動になります。
大会によっては使用できるSOCDモードに制限がある場合があります。CPTルールの適用される大会では「Neutral」のみ使用可能となります。参加する大会のルールを事前にご確認ください。
手順3:保存
最後に画面一番下の「Save」をクリックして設定完了です。
⑥ 接続機種切り替え
手順1:Input Mode設定画面を開く
上部メニューの「Settings」を選択し、左のメニューから「Input Mode Settings」を選んでください。
手順2:接続機種を選択
「Current Input Mode」から接続する機種を選択してください。
PCに接続する場合はXInputモードです。
手順3:保存
最後に画面一番下の「Save」をクリックして設定完了です。
PS4/PS5の場合、追加で認証設定が必要です。⑦ PS4/PS5接続方法をご覧ください。
⑦ PS4/PS5接続方法
PS4/PS5対応機種の設定方法です。対応機種でもきちんと設定をしてない場合、約8分間で接続が切れてしまいます。その場合はこの設定を行ってください。
手順1:認証方式を選択
接続機種切り替えと同じ画面で「Current Input Mode」から「PS5」を選択し、「Authentication Settings」で「Host USB」を選んでください。
次に「Configuration」から「Peripheral Mapping」を選択し、USB HostがONになっているかを確認してください。
D+のPIN番号が設定されてない場合はUSBポートのPIN番号を指定してください。基板によって違いますが、「26」が多いです。わからない場合は説明書等をご確認ください。
手順2:保存
最後に画面一番下の「Save」をクリックして設定完了です。
手順3:PS4/PS5で認識させる
PS4/PS55に接続後「PS(A1)」ボタンに割り当てられているボタンを押すと、認識されます。
⑧ トラブルシューティング
よくあるトラブルと解決方法をまとめました。該当する項目をクリックして確認してください。
コントローラーがPCに認識されない
USBケーブルを確認する
充電専用ケーブルではデータ通信ができません。データ通信対応のケーブルに交換してください。また、ケーブル自体が断線してるケースがとても多いので、認識されない場合はまずケーブルを交換してください。
USBポートを変更する
バスパワータイプのUSBハブや、パソコン前面のUSBポートは使用せずに、PC背面のマザーボード直結ポートに接続してください。電力供給不足が主な原因ですので、USBハブはセルフパワータイプのUSBハブであれば使用しても問題ありません。
入力モードを確認する
Web ConfiguratorやBOOTSELモードではコントローラーとして認識されません。スタート等を押しながら接続した場合に意図せずにWeb Configuratorモードになってしまっている場合もありますので、何も押さずに通常接続してください。
また、XinputモードでPS5に接続しているなど、入力モード自体が違う場合も認識されませんので、接続機種に合った入力モードに設定されているかご確認ください。
設定画面(192.168.7.1)にアクセスできない
スタートボタンを押しながら接続
USB接続時にスタートボタンを押し続けないと設定画面モードに入りません。接続時はしっかり押し続けてください。
ネットワーク接続を一時的にオフにする
IPアドレスの競合でアクセスできない場合があります。ネットワーク接続を一時的にオフにすると解決する場合もあります。
ブラウザを変更する
Google Chromeを推奨します。一部ブラウザはローカルデバイスへのアクセスをブロックします。
セキュリティソフトの確認
セキュリティソフトが通信をブロックしている場合は一時的に無効化してテストしてください。
ファームウェアの更新に失敗した
更新後に動作しなくなった場合は以下の手順で復旧できます。
1. BOOTSELモードで接続し、flash_nuke.uf2をRPI-RP2ドライブに書き込む(ストレージ初期化)
2. しばらく待ち、RPI-RP2ドライブが再表示されるのを確認
3. 正しいファームウェア(.uf2ファイル)を再書き込み
※BOOTSELモードへはほとんどの基板に小さいボタンがついています。薄型レバーレスの場合は裏面に穴がありボタンが押せるようになってます。そのボタンを押しながら接続するとBOOTSELモードになります。
方向キーのみ効かないなど、ボタンの入力がおかしい
方向キーだけが効かない
D-padの設定がRight Analogになっている場合、この現象が起きます。Web Configuratorで「D-pad」に設定してください。
方向入力が反転している
「X軸/Y軸反転」ホットキーの誤発動です。同じホットキーを再入力して元に戻してください。ホットキーは「Hotkeys Settings」で確認できます。
急に意図しない入力が入るようになった
SOCDモードがホットキーにより切り替わってる可能性が高いです。先入力や後入力優先などが設定されている場合、急に意図しない入力が入るようになります。Web Configuratorの「SOCD Cleaning Mode」で確認できます。
※意図しない動作はホットキー誤発動の可能性がかなり高いです。ホットキーが設定されている場合はWeb Configuratorの「Hotkeys Settings」で無効化することをオススメします。
PS4/PS5で約8分で接続が切れる
PlayStation本体は定期的に認証リクエストを送信しており、認証に失敗すると約8分で無反応になります。⑦ PS4/PS5接続方法の手順で認証設定を行ってください。
PS4/PS5非対応でも約8分間だけは動作します。非対応コントローラーを使用してる可能性も高いので、お使いの機種の対応状況をまずご確認ください
BOOTSELモードに入れない
BOOTSELボタンは基板上に小さなボタンがある場合、そのボタンを押しながら接続することでBOOTSELモードに入ることができます。また、スタート+セレクト+上を押しながら接続することで、BOOTSELモードに入ることができる機種もあります。
Web Configuratorにアクセスできる場合は、設定画面右上の「Reboot」→「USB (BOOTSEL)」からBOOTSELモードに入れます。こちらの方法が簡単です。
⑨ その他設定方法
ゲームプレイに必要な設定のみを説明させていただきましたが、その他の細かい設定につきましては
GP2040-CE公式サポートページをご覧ください。